「なんで雲は落ちてこないの?」子どもの素朴な疑問に答えられますか?

子どもって、ふとしたときにおもしろい疑問を口にしますよね。
「ねえ、お母さん(お父さん)、なんで雲ってずっと浮いてるの?」
そんな質問をされたら、みなさんはどう答えますか?
「うーん…なんでだろう?軽いから…かな?」
いざ聞かれると、意外と答えに困るもの。
でも、大丈夫! 実は、雲が浮かんでいるのには、ちゃんとした理由があるんです。
この記事では、誰にでもわかるように「雲が浮いている理由」を解説していきます。
ズバリ「雲を支える上向きの風が吹いているから」
雲が浮いていられる理由を一言でいうと「雲を支える上向きの風(上昇気流)が吹いている」からです。
雲はとても小さな水や氷の粒でできていて、それを下から押し上げる風が支えることで、ふわふわ浮かんでいるように見えるのです。
次の項目で雲や上昇気流についてもう少し詳しく解説します。
雲の粒はとっても小さくて軽い
雲はとても小さな水や氷の粒が集まってできているのですが、どのくらいの小さいか知っていますか?
🔹 雲粒の大きさ → おおむね直径 ~0.01mm(10マイクロメートル)前後(諸説あります)
人の肉眼で見える限界の小ささが0.1~0.2mmと言われているので、目に見えないほどの小さな粒が集まって雲ができているのです。
たとえば 人の赤血球の大きさが約0.008mm(8マイクロメートル) なので、雲粒は赤血球と同じくらいの大きさ ってことなんです!(見えるわけがない!)
そして、この小さな雲粒 1個 の重さは、だいたい 0.0000000005グラム(0.5ナノグラム) となります!

実際の数字を見てみると想像もできないほどの小ささ、軽さですね!
条件によって幅がありますが、1センチ角の範囲の中にこの雲粒が100個~1000個も集まって雲の形を作っています。
そよ風でも浮いていられる
どんなに小さくて軽い雲粒でも風の支えがなければ少しづつ落下してきます。
では、どれくらいの上昇気流があれば浮いていられるのでしょうか?
結論から言うと毎秒数センチ程度くらいのそよ風 でも、雲は浮いていられます!
雲粒が落下する速度が1秒間に1センチくらいなので、これくらいの風でも安定して雲がとどまることができるんですね。
まとめ
これまでのことをまとめると…
✅ 雲はとても小さな水や氷が集まってできている!
✅ 雲粒はとても小さくて軽いので少しの風でも浮いていられる!
ということで「なんで雲は浮かんでいるの?」の解説でした!
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